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【猛暑日対策】水を飲むだけでは足りない熱中症の予防

重症の場合、死にも至ることがある熱中症、予防はしていますか?

2018年は7月から厳しい暑さが続いています。

ニュースでも命の危険の暑さというフレーズが毎日飛び交い、「本当にここは日本なのか?」と思う飛び交いぐらい暑いです。

そんな夏ですが、約4万人前後の人が熱中症になるともいわれ、多くの人が救急搬送されています。

熱中症は体調の不調に早く気付き、そして適切な対処をすることで重症化を防ぐことができます。

熱中症予防に向けて、一緒にみていきましょう。

 

Contents

暑さ指数って知ってる? 湿球黒球温度(WBGT)

熱中症を引き起こす環境条件としては、気温のほかにも湿度、風の有無、日差し等が関係しています。

こうした条件のうち、人体と外気との熱収支に影響の大きい【湿度】・【輻射熱(ふくしゃねつ)】・【気温】の3つを取り入れた指標をWBGTといいます。

ちなみに熱収支とは簡単に言うと、熱の出入りのことです。

 

熱中症の予防 運動に関して知っておこう

気温(参考) WBGT温度 活動の目安 熱中症予防のために
35℃以上 31℃以上 運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。

特に子供の場合は中止すべき。

35℃未満 31℃未満 厳重警戒(激しい運動は中止) 熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける

運動する場合には、頻繁に休息を取り、水分・鉄分の補給を行う。

体力の低い人、暑さになれていない人は運動中止。

31℃未満 28℃未満 警戒(積極的に休息) 熱中症の危険が増す水準。

積極的に休息を取り、水分・塩分を補給する。

激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。

28℃未満 25℃未満 注意(積極的に水分補給) 熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

死亡事故が起きる可能性がある水準。

24℃未満 31℃未満 ほぼ安全(適宜水分補給) 通常は熱中症の危険は小さいが、水分・塩分の補給は必要である。

市民マラソンなどでは、この条件でも熱中症が発生するので注意が必要。

 

どんな条件下でも油断せず、水分・塩分補給を適宜行うのがポイントですね。

夏に運動するときは気をつけましょう。

 

熱中症になりやすい3つの要因(環境・身体・行動)

 

次のような時は要注意です。

熱中症になりやすくなります。

1つ目の要因、環境は

  • 気温が高い
  • 閉め切った室内
  • 湿度が高い
  • エアコンのない部屋
  • 風が弱い
  • 熱波の襲来
  • 日差しが強い
  • 急激な温度上昇

2つ目の要因、身体は

  • 二日酔い
  • 寝不足
  • 下痢やインフルエンザでの脱水状態
  • 高齢者や乳幼児
  • 肥満の人
  • 低栄養状態
  • 糖尿病や精神疾患といった持病がある

3つ目の要因は、行動

  • 激しい筋肉運動や慣れない運動
  • 長時間の屋外作業
  • 水分補給ができない状態

 

これら、3つの要因が重なっていくとより熱中症になりやすくなります。

自分で予防できるポイントも多いのでなるべく、こういったポイントが重ならないように注意していきましょう。

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熱中症の予防のポイント

大切なことは、水分補給と暑さからの回避になります。

また、食事・運動・休息をバランスよくとって、自己管理がきちんとできることが熱中症にならないための基本予防になります。

 

こまめな水分の補給をしましょう

  • 普通の水分補給には、お茶や水を適宜とりましょう。
  • 「のどが渇いた」と思う前に早めに水分補給しましょう
  • 寝る前・寝起きにコップ1杯の水分補給をしよう(体内の水分は寝ている間にも汗として体外にでます)
  • 運動の時など多量の汗をかいたときにはスポーツドリンク(塩分と糖分の含まれているもの)をとりましょう。(ただし、スポーツドリンクのとりすぎには注意)

水分補給時、アルコール飲料やカフェインを多く含む飲み物は利尿作用があるので水分補給には適していません。

気をつけましょう。

 

生活環境の工夫

  • 吸汗、速乾素材の軽量、納涼スーツを活用する。
  • 太陽の下では黒色系の衣服を避け、白色系のものにするのも効果あり
  • えりもとはなるべくゆるめて通気する
  • 室内で温度差がある場合、扇風機を活用したり、遮光カーテンで日射を防ぐ
  • 適宜温度や湿度を確認し、28℃を超えないように注意する

家の中や職場環境など、室内でも熱中症になる方はいます。

油断せずに予防しましょう。

 

バランスの良い食事、十分な睡眠・休養をとり、体調を整える

  • 緑黄色野菜(トマト・きゅうり・かぼちゃ・レタスなど旬の野菜)や海藻類(わかめ・こんぶ・ひじき)などのビタミンやミネラルを多く含む食品を食べる
  • 降圧剤や精神安定剤を内服されている場合、糖尿病や皮膚疾患、肥満の場合は特に体温調節が乱れやすいため、日ごろの体調管理に注意が必要

毎日の積み重ねですね、食事も睡眠も。

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外出するときのポイント

  • 夏の直射日光を防ぐために、帽子や日傘を利用しよう
  • 保冷剤や氷で冷やしたり、冷たいタオルを首にかけて体内に熱がこもらない工夫をしよう
  • なるべく日陰を歩いたり、日中の暑い時間の外出を避けましょう

ちょっとしたことに気を付けるだけで防げることがありますね。

【番外編】冬でも熱中症になる

https://twitter.com/mariko_344/status/1028101952054255616

 

気温が低い冬でも熱中症になります。

  1. 服を着こんで雪かき(運動)
  2. 汗をかき水分流出
  3. 汗を流すため入浴し、さらに水分流出
  4. 風呂あがりにビール(アルコール)を飲み緊急搬送

この場合、水分が足りてないところにアルコールでさらに水分が流出。

また、急激な運動で体温が上がり、さらにお風呂でも体温が上がりっぱなしで熱を逃がすことが出来ずに熱中症になったパターンですね。

冬だから、気温が低いからといって油断はできません。

どの季節でも熱中症になる可能性があることは覚えておきましょう。

 

熱中症予防 まとめ

  • 活動するときの気温はしっかりチェックしよう
  • こまめな水分・塩分補給を心がけよう
  • 毎日の体調管理はしっかりしょう
  • 季節の野菜や海藻類を食事に盛り込み、ビタミン・ミネラルはしっかりとろう

夏に楽しいイベントを予定している方も多いと思います。

熱中症の予防をしっかりして、予期せぬ体調不良は招かないように日々の自己管理をおこなっていきましょう。

どうせ過ごすなら快適で元気な夏を!!

 

このブログ記事が誰かの熱中症予防のきっかけ作りになれたらいーなーと思います。

Thank you!!

 

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